各種報道のまとめ

2001年1月8日、KBSラジオで紹介

KBSラジオ 2001年1月8日〈月)成人の日
「村上裕子の情報ラジオピア」で生放送
実行委員長 中原弘志さんに聞く

阪神淡路大震災から6年の歳月が流れました。大地震が発生したらその時あなたは歩いて帰れますか。安全に歩いてあなたは自宅に帰れますでしょうか。第2回サバイバルウォークが今週の土曜日、京都でも開催されます。帰宅難民の会京都サバイバルウォーク実行委員会実行委員長  中原弘志さんにスタジオにお越しいただきました。 
( Aは、村上裕子さん Nは、中原弘志実行委員長)

A こんにちは。

N どうも、おめでとうございます。

A よろしくお願い致します。

N お願い致します。

A 1回目去年開催されたあとに、皆さんの感想文が寄せられますというお話をお聞きしました。来年はもうすでに決定していますよと言うことで、いつも土曜日なんですね。

N そうですね。17日の前の一番近い土曜日ということですね。

A ということで、今年は1月13日、土曜日。皆さんの集合時間が…。

N 7時半から受付をしまして、8時に集合8時半に出発するという計画になっています。

A 昨年はですね、初回ということだったんですが、かなりの数の皆さんが参加しました。

N そうですね、主催者としてはだいたい50名位だろうと思っていたのでが、倍の100名。

A そうですよね。そんなに事前PRをしていないのに。

N そうなんです。

A そうして皆さん自宅までいろんな所へ帰らはったんですね。

N そうですね。参加された方も高齢者の方では74才が最高齢、最低年齢が4才ですけどね。場所では一番遠い方が東灘区でだいたい50キロから60キロ歩かれて、まあこの方は特別に時間あたり7キロ歩くことを目標にしているという方のようですけれどね。だけどまあ、そういう歩くということだけでなしに、感想文を見てみますと、随分貴重な危険箇所の指摘であるとか、心配事だとか、こういうものが随分でていましたね。

A 自分たちで安全な場所というのを自分たちで考えてその道を歩くわけですね。

N ええ

A どういうふうに考えたかというのも、ちやんと感想文出ておりましたね。

N そうなんです。

A あの、幹線道路を歩くのが安全なんでしょうか。

N ええ、我々の方としてはできるだけ幹線道路を歩くことの方が、家屋の倒壊だとか、あるいは塀が倒れるだとか、こういうことを考えますとね、それが一番安全だろうと。それからもう一つは、なんと言っても情報が一番入ってくるということで提起もしたんですが、必ずしもそうではないんですね。これを見てみますと。

A そうですよね。

N 国道なんかは歩道がない。歩道があっても駐車している車が乗り入れたり、自転車だとか、看板だとか、危険が一杯ですね。

A 粗大ゴミの放置というのもありましたね。

N そうそう。

A 「いつも何気なく歩いているようでも、サバイパルウォークという観点から見てみると、気が付くことがいくつもありました。」というような感想もありましたね。

N そうですね。貴重な経験ですね。

A 生きた声ですよね。ほんとに。

N で、随分、心と心がつながるような話もありましてね。『第1回なのにも拘らず周到な準備をしていただいて事務局ありがとう』だとかね。あるいは「5年前に自分の娘が震災に遭った。その娘に2人の子供が生まれて元気で暮らしている。これからは震災を忘れずに頑張って毎年歩きたい。」とかね。心感じられたことを出していただいて、事務局としては、実行してよかったと喜びました。

A ええ、それで今後は第2回目ですが、その特徴というのはどういうことでしょうか?

N 特徴は2つありましてね。1つは、歩くというのは自宅に帰るということ。設定が震度7.2 の直下型地震が発生して交通がストップした。同時にまたインフラがストップした。その中で、できるだけ20キロ以内であれば飲まず食わず早く帰ろうということが統一した全国的設定です。
京都の場合は狭いということが一つと、地震が間近ではないかということが盛んにいわれていますので、京都の広域をチェックしよう。それから体力的にも12キロから15キロ歩くことによって体力のチェックもしてみようと言うことですね。

A と言うことは、街中に住んでいる人は自宅までですとほんとうに短い距離ですから。

N そうですね。僕の場合でも、西大路七条までで4.3キロですからね。そういう意味で12キロから15キロを4ヶ所設定しまして、これはまあ推奨で全く自由なんですが、大津駅、宇治駅、長岡天神駅、保津峡に設定しまして、そこに向かって歩いていただいてもいいし、自宅でもいい、こういう評定の仕方をしたんです。

A 今回は、ウォーキングというところをかなり・・・

N そうなんです。ウォーキングというところと、広域チェックですね。京都をもう少し見てみようということです。花折断層が動いた時は鴨川の橋が倒壊をして、東西分断されると。京大の河田先生などがおっしゃってますのでね。京都の特徴というものを一人一人がきちっと掴んでいこうということです。そしてそれを記録集でだそうということが特徴ですね。もう一つは日常的にできるだけ意見を交換しようと言うことで、Eメールを使って、今、すでにホームページを作っています。それを使って日常的に希望を開きながら、応えていく、まあ最近はやりのITを取り入れた体制を作ろうということ、この二つが特徴になります。

A 京都だけでなく、帰宅難民の会、東京は東京で同じ日の同じ時間に皆さん歩いていらっしゃる。で、東京の場合と京都の場合ではかなり自宅までの距離が違いますからね。

N そうなんです。東京は行政自身が371万人の帰宅難民をどうするかということが非常に大きな課題になっています。新幹線が止まりますと山を一つ越えて帰るというようなことは沢山ありますからね。その点京都の場合はまだ近いですからね。

A でも知っているようで知らないことが一杯ありますから、広域危険個所チェックというのは大きなポイントになりますよね。

N ええ、他府県の方が京都は危険だとおっしやるわりには、京都の方は危険を感じておられないのが実状ですからね。

A ええ。ぜひ、家族の皆で参加して欲しいですね。参加した人の感想文を読みますと、小さい子供さん三人で「もういやや、この公園で遊ぼ」言いながら、原谷までお帰りになったご家族の方ですが、子供さんが最後に「おもしろかった、また来年も歩こうね」つて言ってくれたということがありましたが、自宅で座って話をしているのではなくて、実際に歩いて、子供にそんなことを教えられるというのは、すばらしい家族だなと思いました。

N ええ。

A さあ今回は、申し込みはスタートしているのですか。

N それは、去年と同じように、当日、来ていただいた時に申し込みをしていただくことになっています。

A ああそうですか。ということは皆さん「その時あなたは歩いて帰れますか第2国京都サバイバルウォーク」に参加したい方は、受付開始が7時半ということですので…

N 全員集まって注意事項だとか、体操したり、黙祷したり、三宅島に対するカンパもしたいと思っています。

A そうですか。じゃあ7時半から8時に京都市役所前にお越しいただいて。

N そうなんですね。自由にコースを選んでいただいて。

A ええ。歩いて帰る、自宅に帰ってもいいということですね。

N ええ。

A はい、それでは連絡の電話番号をお伝えしておきます。夜間は(075)342-5989、FAXは24時間受け付けております。京都(075)321-9595番です。第2回サバイパルウォークはいよいよ今週の土曜日、1月13日に開催です。「あなたはその時歩いて帰れますか」このサバイパルウォークに参加してみませんか。今日は中原さんにいろいろお話を伺いました。どうもありがとうございました。

N どうもありがとうございました。よろしくお願い致します。

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