これまでの活動記録

帰宅難民の会 １月１７日　サバイバル・ウォーク（総合） 【全国の参加者数】
新宿会場	参加者１４７名、ボランティア３０名
丸の内会場	参加者２０名、ボランティア５名
横浜会場	参加者８５名
京都会場	参加者５６名
【共催・後援・協力】 東京都、千代田区、新宿警察署、日本赤十字社東京都支部、日本アマチュア無線連盟、同東京都支部、同千葉県支部、京都市、京都市防災協会 【関連報道】 <新聞社> 朝日新聞、読売新聞、産経新聞、京都新聞 <ラジオ> ニッポン放送他在京７社、ＦＭ多摩 【商品提供】 ダイドードリンコ（飲料水２４０本） 大塚製薬（カロリーメイト３００個） 東京都（ビスケット２００個） 千代田区（乾パン１缶、飲料水１００本） 新宿警察署（ネットパント１５０個とノベルティ２０個） 総合サービス・東京都葛飾福祉工場（簡易トイレと給水袋４００個） アライ印刷（印刷物全般と黄色のリボン２８０本） （敬称略・順序不同）

開催日	２００４年１月１７日土曜日
集合時間
受付開始時間
出発時間
集合場所	京都市役所前広場
参加費	１００円
天候	小雨のち雪
参加人数	５６名
最高齢参加者	７４歳男性　尼崎
最長距離歩行者
マスコミ取材	京都新聞
参加者性別	男４２名 女１４名
当日収入内訳	イラン南東部地震への募金 金額　３，４１０円　 募金先　日本ユニセフ協会

「自分の身は自分で守る」
帰宅難民の会　代表　吉武　正一

京都地区のサバイバル･ウォークの参加者の皆様、お元気ですか。阪神淡路大震災の年から始めたサバイバルウォークは、はや９年、延べ１０回目を無事終了致しました。この防災活動に同調していただいた京都の中原弘志様グループが、京都地区で活動を始められて５年目を迎えました。地道な活動ですが各地で市民権を得て、大地にしっかりとした歩みを続けています。
マスコミ各社においても、「帰宅難民」という造語も災害時の通常の用語として使われるようになり、２つの用語辞典で新語として解説されています。また、東京都総合防災部の「震災時における昼間都民対策会議」では、千二百万人都民の代表として委員を委嘱されております。
大地震の発生時は、インフラ･公共物の復旧は行政･自治体が即応体制で組織されますが、私たち個々の被害は自分で解決しなければなりません。誰かが助けてくれるだろうという甘い考えは日頃から払拭したほうが賢明です。「自分の身は自分で守る」「自分の家族は自分で守る」ということはサバイバルの基本と考えております。帰宅難民の会の基本コンセプトもここにおいています。
帰宅難民グッズ、例えば、ラジオ･懐中電灯･タオル･笛･軍手･十円玉１２個などを、カバンに入れて日頃の備えにされるようお勧めします。職場には、使い込んだスニーカーやズボンをロッカーに納めておくことは万一のときに役立ちます。日頃の備えがあなたを救います。
貴団体の活動が、ますます市民の防災意識向上の一助になることを期待しております。

吉武さんとの出会いとサバイバル・ウォーク
京都代表　中原　弘志
吉武さんとの出会いは、私が中小建設業者で構成する協同組合の企画室長であった１１年間の半ばに、建築ＣＡＤの会社の優秀な役員であった吉武さんが来訪された。ボランティア精神旺盛で包容力のある温かい人柄ですぐに意気投合した。９５年阪神淡路大震災から半年後、吉武さんからサバイバル･ウォーク立ち上げの誘いを受けた。
当時、私は「地震と住宅」が耳目に触れると体が反応する状態で、京大の研究者との木造家屋倒壊現地調査、工務店を対象に「大震災に学ぶ安全安心の木造住宅研究会･講座」の企画開催、ＮＨＫ京都の京町屋と増改築取材協力、京大防災研鈴木教授指導の木造住宅振動実験の部外者助っ人、日本建築学会「木造住宅再構築」安心安全部会幹事等、やることと、やれること探求に没頭していた。「５年後、京都で誰も引き受けていない時は引き受ける」と吉武さんに約束。そして５年。さらに５年が過ぎた。イベント嫌いの私は、振り返りながら、「出会い・選択・時間」の妙。これから３０年の「出会い・選択・時間」に思いを馳せている。

地域別参加年齢・性別